青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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 本当に楽しい映画でした。

 この役者たちの何と素晴らしいことか。その芸域の広さと深さには感嘆するばかりです。観る者の心をくすぐるかのごとく、一朝一夕には到達できない芸の境地を披露してくれていました。嬉しくなってしまいます。

 原田芳雄、大楠道代、岸部一徳、石橋蓮司、三國連太郎・・・。なんて個性的で魅力的な面々。昭和映画史を語るときに決して外せない人たちですね。20年前、いや30年前であれば、さぞや前衛的で過激な映画が作られていたであろうこのキャスティング。そこに懐かしい小倉一郎やでんでんが見事に絡んで、何とも大らかで微笑ましいご当地映画を作ってくれたことに感謝したいですね。この人たちの前では佐藤浩市も松たか子もひよっこ扱いで、芸の修業をさせてもらっているようなものです。2人ともそうした思いなのか、嬉々として若造を演じているところがまた嬉しいですね。わたしの頬は、終始緩みっぱなしでした。

 これが原田芳雄の遺作になるのだとか。100本以上の映画に出演し、圧倒的な存在感で松田勇作の憧れでもあった彼の最後の作品が、このような心温まる優しい映画であったということは、彼自身の人生そのものを象徴しているように感じられます。
 一見、強面でとっつきにくそうな彼の下には、たくさんの役者たちが彼を慕って集まってきていたそうです。決して強制ではなく、本当に彼の人間性を慕って集まってきていたのでしょうね。そこに役者原田芳雄の神髄が見て取られ、そうした役者人生の境地がこの作品に見られるように思います。

 原田芳雄亡き後の日本映画界。きっと何かが変わってしまうと思いますが、彼の意志は多くの役者たちに引き継がれ日本映画界の底流をいつまでも流れていくのだと思います。

 原田芳雄が人生の最後にわれわれ映画ファンに披露してくれた”別れの宴”のごときこの映画、心の底から楽しく味わわせていただきました。

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