青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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 “ハンガリー動乱”と“メルボルンの流血戦”というふたつの史実。私たちにとってはあまり馴染みのないものですが、こうして映画を通して人類の歩んできた道、人間の犯してきた間違いを知るということも映画ファンの喜びの一つであると思います。

 私が生まれる数年前の欧州では、このような悲劇があったのですね。そしてその暗い影は、私が青年になるまで続いていきます。東欧諸国についての印象といえば、オリンピックでやたら強い・・・、しかし、選手たちの表情にはどこか陰があって、地味で、あまり好きになれない、といったものでした。あの、ルーマニアのコマネチでさえ、妖精のような可愛らしさとともに近寄りがたい負のオーラを感じたものです。明らかにアメリカを中心とした西側諸国とは違う雰囲気を醸し出していた東欧諸国の選手団。いったい、その背景にどんな悲劇があるのかなど深く考えることなく、東側に生まれなくてよかったと単純に考えていた東西冷戦時代でした。

 冷静に考えると、東側諸国の人々がソビエトの支配を喜んで受け入れていたはずもなく、また、ソビエトの国民であってもKGBによりる監視社会を甘受していたわけがないのであって、無表情の向こうの語るに語れない悲しい歴史をもっと知ろうとしなければならなかったのですね。

 最近、世界が何かまた変な感じになってきていますね。

 この映画に描かれていることは、決して過去の出来事として片づけられるものではなく、決して遠い国の出来事と無視してよいものではありません。そういう意味で、歴史的な出来事をこのような形で伝え残してくれることはとてもありがたいと思います。そうしたこともまた、映画の使命のひとつであるとも思いますし。

 いっぽう、映画としてはどうであったのか?ということも論じなくてはなりませんね。

 う~ん。人間を描くという部分で少し消化不良かな。主人公の二人の出会いと別れがもう一つ共感できない・・・。なぜ二人は惹かれ合い、結ばれたのか。そこがもっとしっかりと描かれていれば、このドラマの持つ意味がもっと深く伝わってきたと思うのですが。

 史実と重ねてわかりやすく描くためには仕方がなかったのかもしれませんが、どうしてもダイジェスト的な物語になっていました。予習しておけばもっと共感できたかも・・・。まぁ、これはこうした映画の宿命ですかね。

 見終えたときの感動はそこそこ大きいのですが、しばらくするとあまり心に残っていないかな・・・ということに気づきました。これは、問題ですね。中途半端にメロドラマにしたことがいけなかったのかなぁ・・・。惜しいなぁ。

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