青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
yougisha3.jpg
 まず、TV「ガリレオ」の映画版ではなく、映画「容疑者Xの献身」であったことに好感が持てました。やはり、しっかりとした原作があって作られたということが、この作品をいい映画にした最大の要因だと思います。だから、ここでの評価も高いのではないでしょうか。TVドラマの映画化作品にはあまりよいものがありませんから。

 しかし、残念!もう1枚、何かのカードが足りない。演出も演技もよかったと思うんです。内容だって、よく練られているし、最後まできちっと楽しませてくれるし。とてもよく出来ている・・・けど、結局、感動しないのは、何故?

 共感できないのでしょうね。石神哲哉に。

 彼の絶望感が、もうひとつ伝わってこない。それがなくては、献身の意味がぼやけてしまう。「そうするしか無いだろう・・・」という、彼に対する共感があってこそ、このドラマに感動できるのではないでしょうか。原作にも描かれていないそうですが、石神の過去と現実がもう少し分かれば、もっと違った見方が出来たと思います。

 もうひとつ、友人だからということで、湯川教授が肩入れしすぎているのでは?彼の他の行動をかんがえると、違和感が・・・。これはTVドラマでのイメージを引きずってしまっているせいだとは思うのですが、もう少し、二人の関係を丁寧に描くべきだったと思います。これじゃぁ、湯川教授の苦悩にも共感できない。

 さらに付け加えるならば、花岡靖子の描き方も中途半端な感じが・・・。背負っている物がありきたりで、手にしている幸せも平凡で、彼女の哀しみや願いももう一つ伝わってこなかったように思います。

 でも、主役を湯川教授じゃなくて石神にしたのは正解だと思います。ドラマの深さと重みが生まれました。また、福山雅治の抑えた演技と堤真一の繊細な演技は、映画全体を引き締めてくれました。ただ、石神=堤真一が格好良すぎますね。やっぱり。

 面白い映画でした。でも、今年を代表する作品にはなり得ませんでしたね。比較することが適当であるかどうかは分かりませんが、献身という意味では、「半落ち」のような説得力が、作品全体に不足していたように思います。

 足りなかったカード・・・。それは、”共感”かなぁ・・・。

 クリックをお願いします。
にほんブログ村 映画ブログへ
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://kiosk770.blog4.fc2.com/tb.php/286-f0dea6d7

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。