青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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 2年前の夏、映画「眉山」の助監督として、邦画史上かつてない規模のエキストラによる阿波踊りの撮影現場を見事にリードした兼重淳さんの第1回監督作品となれば、あの時、めんどい(阿波弁で「気難しい」)エキストラの1人として迷惑をかけた私としては、見に行かないわけにはいきません。(笑)兼重助監督のお陰で「眉山」は素晴らしい映画になりました。この人が映画を監督したら絶対に見に行こうと、当時から心に決めていました。これは本当です。
 
 初監督作ということで、あまり多くは期待してはいけないと考えながら映画館へ。「眉山」ゆかりの兼重監督の作品ということでの特別上映会。(低料金にしてくれていました。)一体どれほどの人が見に来ているかな?と心配でしたが、この心配は悪い現実となってしまいました。比較的大きな映画館なのに観客は10人程度。お昼2時からの上映でこれでは・・・。とても残念です。私も今朝の新聞でこの上映会のことを知ったくらいですから、前宣伝が不足していたのでしょうね。

 さて、作品は・・・。こちらは心配を良い意味で裏切ってくれる内容でした。キラキラ光るものを感じさせてくれる、とても佳い映画でした。素直に感動させてもらいました。そして、見終えた時の後味が良かったですね。清々しさと、ある種の気品といったものを感じました。

 それはなぜだろうかと考えました。・・・監督があまり観客に媚びていないからなのかな?ベタベタしていません。とてもスッキリしています。最近の”泣かせ”を売りにした作品のような、あざとい仕掛けなしというところに好感が持てるんです。それは「眉山」の時も感じたものなのですが、共同脚本として「眉山」と同じ山室有紀子さんが担当していることも関係があるのかなぁ。

 演出も、初監督の気負いのようなものをあまり感じることなく、さすが現代の日本映画を代表する数々の映画監督の下で助監督をしてきただけのことはありますね、とても丁寧でじっくり作り込まれているという感じがしました。ただ、エンディングのタイトルロールのすみずみまで愛情を注いでいるところには、初めて演出できることの喜びといったものを感じましたが。(笑)

 物語についてはあまり触れないでおきましょう。90分あまりの上映時間を一気に見て、驚いたりときめいたり、哀しくなったり寂しくなったり、そしてしてやられたと思いつつ感動してしまった・・・てなところでしょうか。

 主演の2人が、抜群にイイですね。初々しくて真っ直ぐで、この2人を見ているだけでも幸せな気分浸れそうです。2人の魅力を、兼重監督が十分に引き出していたと思います。見終えた後、パンフレット表紙の2人の写真をしばらく見つめてしまいました。

 この映画、私の街ではこのように特別上映会をするまで公開されませんでした。当然、宣伝されていません。決して大作ではありませんが、他のつまらない(と感じる)作品が大々的に宣伝されてそれなりに人を集めていることを考えると、こういう可愛らしくて素敵な作品が無視されている現状が残念でなりません。口コミで評判となり、1館でも多くの映画館が上映してくれたらいいなぁと思います。

 最後に、兼重監督、次回作期待してますよ。

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2008.05.05 23:27  | # [ 編集 ]












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