青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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(HPより)
 奴隷船上で反乱を試みたが、力で鎮圧されてしまったクンタ・キンテたちは、アメリカ到着後、競売にかけられた。彼はアナポリスのレイノルズ農園に売られ、”トビー”という名を与えられる。人のいい奴隷フィドラーに可愛がられたクンタ・キンテ。雪の降るある夜、彼は脱走を試みるが・・・・・。

 どんな過酷な状況にあっても、マンディンカとしての誇りを失うことなく生きようとするクンタ・キンテ。

 奴隷の競売の様子が描かれますが、今から150年前には当たり前の光景であったことを考えると、人類の歴史は人が人としての権利を獲得してきた闘いの歴史であったことを改めて考えずにいられません。

 クンタ・キンテの主人となったレイノルズは、当時の農場主としては比較的良識ある人物のようです。黒人奴隷たちに対しても、ある種の敬意を持って接しているかに感じ取られる場面もあるのですが、やはりこの時代の白人の限界を見せる場面もあり、この辺りがこの作品の素晴らしいところだと思います。

 農園に生まれ、奴隷としての生き方を知り尽くしている、いや、そうした生き方しか知らない心優しき男フィドラーが、クンタ・キンテの教育係でありよき相談相手として登場します。”フィドラー”。この男の名前も、クンタ・キンテと同様によく覚えていました。バイオリンの名手として。彼がいいですね。クンタが一人前の奴隷となるように厳しく教育するわけですが、心の底では誇り高いアフリカの黒人クンタを眩しく見つめるとともに、兄のような愛情を持って支えていきます。二人の掛け合いが笑いと涙を誘います。

 とても印象深かったフィドラー・・・。それもそのはずです、この役ルイス・ゴーセット・Jrが演じていたわけだから。後に「愛と青春の旅立ち」で、リチャード・ギアを鍛え抜く鬼軍曹フォーリーを演じ、我々に深い感動を与えてくれた彼です。この再発見は、旧友に再会したときのようにとても嬉しいものでした。

  ”トビー”と名付けられたクンタ。しかし、彼はあくまでもクンタ・キンテとして生きようとします。それは、当時のアメリカでは絶対に許されないこと。かれが”トビー”という名を受け入れるまでの過程には涙せずにはいられません。この場面、アメリカ中の、いや世界中の虐げられてきた黒人の人たちが自らの自尊心を取り戻す思いに、心を熱くしたことと思います。

 さて、クンタの人生は・・・。

 これから、黒人としてアメリカで生きていくことの苦難が描かれていきます。心してみなくては・・・。
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