青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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 「ALWAYS 続・3丁目の夕日」の公開日に、敢えてこの作品も公開したのでしょうか。さて、映画ファンはどちらを選ぶのか・・・。
 「ALWAYS」を観ると、「あの頃は良かったなぁ・・・。」としみじみと思いますね。貧しいけれど、夢があって、ぬくもりがあって、みんなやさしくて。すべてが許される気がします。だから、みんなあの頃に帰りたいのでしょうね。でも、ほんとに?
 あの映画は、まるで「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」における『20世紀博』のようです。ヒロシじゃないけど、「懐かしくて、気が狂いそうだ!」なんて、涙を流してしまいそうです。いやいや、泣くんでしょうね。やっぱり。
 しかし、過去をそんな風に振り返ってばかりでよいのでしょうか。過去は、そんなにいいものなのでしょうか。

 「オリオン座からの招待状」。この映画を見ると、過去は現在に至る一コマであるということがよく分かると思います。いろいろとあった過去が積み上がっていって今がある。だから、振り返るということは、懐かしいとともに痛みを伴うことでもあると思います。決して気楽なもんじゃない。
 そういう点で、第1作目の「ALWAYS」を観た時もどこかに違和感があり、同時期に公開された「カーテンコール」に共感を覚えたのですが、今回もまた予告編の段階から「オリオン座からの招待状」の方に親近感を感じていました。※「続・3丁目の夕日」の本編はまだ観ていないのですが・・・。

 この映画には、映画に対する愛と敬意が満ちていますね。さびれゆく映画館を舞台にした作品はこれまでも数々ありましたが、あまり押しつけがましくないストーリー・演出に好感を持ちました。映画館が町の中心からどんどん忘れ去られた空間になっていく過程、時代の流れに逆らいながら誠実に映画を私たちに届け続けてくれた人々の姿。我々の少年時代の映画館の姿がそこにあり、やっぱりどこかで映画とともにあったあの頃の生活が蘇ってきます。そこに、涙。

 次に、昭和に対する思いもいっぱい詰まっています。でも、決して単なるノスタルジーじゃありません。懐かしくも、とても切ない思いです。そうなんですよねぇ・・・。いいことばかりじゃなかったんですよねぇ。何とかやってきたわけですよ。みんな。何とかね。そこにも涙。

 2人の愛がいいですね。いや、4人の愛が。・・・またまた、涙。
 ※ネタバレになるので、これ以上は自重。

 役者が素晴らしかった。宮沢りえと加瀬亮。素晴らしい。そして、宇崎竜童ほか、脇役陣がしっかりしていて、ホッとします。ラスト近く、原田芳雄の演技には拍手を送りたくなりました。涙、涙。

 つまり、とても良い映画でした。
 客席は今ひとつの入りでしたが、昭和を精一杯生きてきた人たちでしょうね、それぞれの思いを重ね合わせたのか、みんな涙を浮かべていたように思います。

 近く「ALWAYS 続・3丁目の夕日」を観て、きちんと比較をしてみたいと思います。あの作品はきっと大ヒットするのでしょうが、私は、「オリオン座からの招待状」も沢山の人に見てもらいたいと思いました。

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