青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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佐々部清監督が、また故郷下関を舞台に素晴らしい映画を作ってくれました。思いがけず、泣いてしまいました。
 昭和30年代、まだ映画館が連日大入り満員であった頃、下関のとある映画館で働きながら幕間で歌や声帯模写で人気をとっていた芸人一家の物語。映画が全盛期から斜陽期へと移り変わっていく社会を背景に、時代に翻弄されながら離ればなれになっていく一家。在日問題を重ね合わせながら、切なくも温かい物語は心にしみ込んできます。
 昭和を描いた映画としては「ALWAYS三丁目の夕日」が思い浮かびますが、あの映画があの時代を肯定的にノスタルジックに描いているのに対して、この映画はただ過去を懐かしむといったものではなく、あの頃、時が痛みを伴いながら刻まれていたことを、しっかりと描いているように感じられました。だからでしょうか。それぞれの登場人物の思いに、素直に共感することが出来ました。そして、自然に涙が頬を伝います。それは、佐々部監督の少年時代の実体験が色濃く反映しているからであろうし、「チルソクの夏」に続いて在日問題が描かれるのもそれ故であろうと思われました。
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 伊藤歩という人は、他の人には決して出すことが出来ない雰囲気を持っていますね。「きょうのできごと」や「さよならクロ」を見たときにもそう思いました。この人はテレビではなく、こうして映画で活躍して欲しいなぁ。とても映画的な雰囲気を持っています。
 そして、藤井隆。とてもいい味を出して、芸人を好演しています。彼が唄うとなぜか切ないんです。そういえば、彼の瞳は何時も泣いていますね。この人の奥に秘められていた哀しみを、この映画は見事に引き出していたように思います。
 それと、鶴田真由。良かった。「半落ち」で、彼女の新たな魅力を引き出した佐々部監督だからこそこの味を出せたのでしょうね。
 でも、何といっても藤村志保と井上堯之ですね。藤村志保の演技は絶品です。井上堯之の歌は奇跡です。※誉めすぎです。(笑)

 大林監督には尾道3部作・新尾道3部作があります。こうなれば佐々部監督の下関3部作・・・ということで、次回作が待たれますね。

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達也です。
『カーテンコール』をレンタルで
観ました。
俳優陣の演技が良く、
特に「藤村志保」さんと、修平の
晩年を演じた「井上堯之」さんが
最高でした。今は亡き長さんの後を継げるかも。
佐々部3部作の3作目は、山口に実在した
特攻兵器「回天」を描いた『出口の無い海』
です。昨日見てきましたが、良かったです。
ほとんど山口ロケです。

P.S トラバさせてくださいね。

2006.09.17 12:18 URL | TATSUYA #- [ 編集 ]

いらっしゃいませ。
心にじんわりとしみ込んでくるいい映画ですね。
三部作の三作目が「出口のない海」だったのですね。必ず見に行きます。佐々部監督の作品なら間違いないと思いますから。
TBどうぞご自由に。

2006.09.17 18:25 URL | kiosk #- [ 編集 ]












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