青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
ALWAYS1.jpg


昨年の日本アカデミー賞を独占した作品。でも、今まで敢えて見ませんでした。公開当時も「泣けた。」「良かった。」という評判は耳にしていたのですが、どうしても見に行く気にはなれませんでした。
 なぜか?
 タイトルが気に入らなかったのです。西岸良平の原作漫画を読んでいた者として、どうして「ALWAYS」なのかが分からなかった。「3丁目の夕日」でいいじゃないかと意固地になっていました。見終わった今も、その思いはまったく変わっていません。残念ながら。何が「ALWAYS」なのかが今も分からないから。

 でも、映画としてはいい出来でした。素直に認めます。(笑)多くの人が語っていたように、やはり懐かしく、最後は少し泣かされました。いい物語ですね。登場人物がとてもいい。この映画に登場する人たちみんなの幸せを願わずにはいられません。そして、自分も幸せになりたいなと・・・。そんな気持ちにさせてくれるというだけで、いい映画だと評価してもいいと思います。そのあたりが受けてヒットしたのだろうし、数々の賞も受賞したのではないでしょうか。

 この映画を見ながら考えたことは、昭和は遠くなったんだなぁ・・・ということです。昭和三〇年代という時代を、とても丁寧に美しく描いたこの作品は、平成も二〇年近くたった今だからこそ作られるのではないでしょうか。実は、この映画の懐古趣味的な作風に反発?して、昭和を振り返るのならその時代の映画を見ればいいじゃないかと「昭和枯れすすき」や「妹」などの作品を見たわけなのですが、そこに描かれていた昭和はもっとエネルギッシュで、雑然としていて、どこかに突破口を求めてもがき苦しんでいるように見えました。当然、当時の現実を描いているわけで、時代の矛盾を告発する作品はあっても、美化する意図なんかまるでありません。戦争の傷跡も十分には癒えておらず、公害や地上げといった新たな問題が人々を苦しめています。その一方で高度経済成長といった風潮に、どこか狂ってしまったような社会が描かれていました。そして、この映画を見たとき、昭和がとても美しく、優しい時代であったような錯覚を覚えました。
 戦後六〇年。この映画の時代からも五〇年近いときの流れがあり、ようやくあの時代をこのような形で振り返ることが出来るようになったのでしょうか。とてもいい時代であったと。
 ここに描かれている家族は、まさに私の育った家族そのものです。戦後、丁稚奉公から叩き上げの商売人となり、同じ時代に小さな商店を興した父は、高度経済成長の波に乗って商売を拡大し、私たちを育ててくれました。その父も昨年他界しました。我が家にテレビがやって来た日、冷蔵庫がやって来た日、自家用車がやってきた日・・・。全て覚えています。でも、そうした思い出の場面に登場する人たちのほとんどが、今はもういません。それだけの年月が流れ去ったわけですね。だからでしょうか、思い出の数々はとても美しく、懐かしい人たちはとても優しく感じられます。まさにこの映画のように。
 この映画を、私と同世代の人たちはどのような思いで見たのでしょうか。そして、私たちより上の世代の人たちは・・・。それぞれに、様々な思いを持って見たのでしょうが、その思いを懐かしいという言葉でくくるとするならば、昭和が遠い過去になってしまったという寂しさを感じないではいられません。もう、いいんですね、それでも。美しく、優しかった時代として私たちの過去のあれこれを封印しても。

 先にも書きましたが、映画としてはとても良かったです。CGがどうのこうのというのではなく、ドラマがしっかりとしていたし、役者もそれぞれにとても良かった。特に堀北真希がいいですね。ビックリしました。

 ドラマとして感動するとともに、遠くなっていく昭和思って寂しくもなった作品でした。
クリックをお願いします。
にほんブログ村 映画ブログへ
スポンサーサイト

はじめまして。こうじょうコム管理人のみつと申します。
映画について書かれているのを読んで書き込みさせていただきました(^^)。コメント欄にすみません(^^;)。
今、多くのブロガーの皆さんと協力してブログのリンクサイト「こうじょうコム」(http://kojo-com.main.jp)を運営しているのですが、もしよろしければリンクさせていただけないでしょうか?
会社ではなく皆さんとの協力で運営しているサイトなので、比較的アットホームな雰囲気になっています。
ブログ紹介にも力を入れています。ブログ生活のプラスαとして是非ご活用ください。
お友達をお誘い頂いても構いませんので、是非ご一緒にご参加ください(^^)。
もしよろしければ下記項目をリンク登録フォームにお願い致します(^^)。

お名前:
タイトル:
ブログのURL:
希望ジャンル(5個まで):
紹介文(50字程度):

ジャンル分けや紹介文の作成が面倒な場合は「リンクフリー」とだけ書いていただければこちらで振り分け等させて頂きます(^^)。
唐突なお願い失礼致しましたm( _ _ ;)m。

2006.06.27 18:29 URL | みつ #HfMzn2gY [ 編集 ]












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://kiosk770.blog4.fc2.com/tb.php/133-b597734c

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。