青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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nodame3.jpg 期待していたとおり、いや、期待以上の出来映えでした。
 TVドラマで原作マンガの世界を完璧に再現したときにも感嘆したものですが、映画だからといって特別なことをするのではなく、TVドラマで築き上げてきた”のだめワールド”を大切にしつつ、見事にグレードアップした映画版「のだめカンタービレ」は、全てののダメファンを納得させる仕上がりになっていたと思います。
 今回の圧巻は、やはりオーケストラの演奏シーンですね。TVでは味わうことの出来ない臨場感。これはやはり映画ならではです。玉木宏の指揮ぶりもよかった。本当に格好良かったですね。素晴らしい舞台に、素晴らしい演奏者。丁寧な演出が、観る者を惹きつけます。音楽と映像が見事に融合していたと思います。
 また、さりげなく使われるCGやアニメも素晴らしかったです。「パコと魔法の絵本」に匹敵する出来映えですね。
 しかし、やはり何よりも素晴らしいのは、上野樹里ですね。静と動、陰と陽。変幻自在の演技はさらに磨きがかかり、これまでのどのような女優にもあてはまらない、まさに”上野樹里の世界”を確立しつつあります。
 今回の”のだめ=上野樹里”は、陰の部分が際立っていました。演奏後の大喝采の中、1人涙に暮れる彼女が放つ負のオーラ。この陰が、作品全体に奥行きを持たせ、後編で放つであろう輝きをさらに際立たせるのだと思います。このシーンひとつとってみても、上野樹里は、やはりただ者ではないわけです。
 前・後編の2部構成にはしても、やはり尺の限界があります。多少の端折りによる未完成感は否めませんが、それをも許せてしまう充実感が作品全体に満ちており、観客も作品の一部に取り込んでしまうかの如き一体感が映画館全体を包み込んでいました。これはとても幸せな映画体験です。

 今春には、後編が公開されます。これが最後かと思うと、いつまでも公開前のドキドキ感を感じていたいという気持ちにもなりますが、早く結末が観たいという思いもふくらんでくるわけで・・・。「のだめワールド、永遠なれ!」です。

 こんな気持ちにさせてくれる作品に育て上げたスタッフ・キャストに、とりあえずスタンディング・オベーションで叫びたいですね。

 ブラボー!ブラボー!ブラボー!

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oppai2.jpg この題材でここまで面白くまとめればOKじゃないでしょうか。でも、これが限界でしょうけど。
 我が青春時代にも重なる時代背景に懐かしさ全開でした。そうした面白さを期待していなかったので、これは大きなポイントでしたね。「ALWAYS」のように無理矢理懐かしがらせるようなこともなく、いやらしくない程度の演出も好印象でした。

 しかし、この映画の魅力は綾瀬はるかに尽きるでしょうね。彼女の作品にハズレなしです。どうしてなんでしょうね。特別にこれといった特徴もないのですが、何をやっても見せてしまう彼女の魅力。素直な演技がよいのでしょうか。不思議な女優さんです。

 観なくてもどうということのない作品と言えばそれまでなのですが、このようにみんなが楽しめる良心的な作品がコンスタントに作られることが、現在の日本映画の底力なんでしょうね。・・・と、妙に納得した次第です。

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aoitori3.jpg 「忘れるなんて、卑怯だな。」
 この言葉が胸を打ちます。

 いじめをテーマにした作品は多くありますが、この映画はそのどれとも似ていない感じがしました。それは、主人公である教師(阿部寛)の言葉と動きを極力抑えて、観客に自ら考えさせているからだと思います。
 
 教師が担任したクラスでは、1人の男子生徒が転校していました。その生徒を巡って何か重大な事件があったようなのですが、それが何なのかは具体的に語られません。教師とクラスの生徒たち、そして、管理職の教師。それぞれの言葉や表情から想像していくのですが、事件の概要が明らかになるにつれて、観客である我々もいつしか生徒たち同様に追い込まれていきます。我々はいつも、いじめっ子でありいじめられっ子だから。

 阿部寛の演技が素晴らしいですね。吃音であるという設定に疑問を感じていましたが、彼の演技がその必然性を証明してくれたように思えました。言葉の重みが伝わります。

 伊藤歩も良かったのですが、この人はこんな役ばかりになってしまっているようで、役者としてはどうなんだろうと心配します。とても力のある役者さんだと思うので、もっといろんな役に挑戦して欲しいなと思います。生徒たちもそれぞれに良かった。

 「忘れるなんて、卑怯だな。」

 この言葉は、すごいと思います。

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