FC2ブログ

青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

dousoukai2.jpg 脚本家で俳優であるサタケミキオこと宅間孝行の監督作品。脚本家として「花より男子」などの作品で観客を楽しませてきた彼ですが、本当はこんな映画が好きなんだ!という気持ちがひしひしと伝わってくる、とても初々しい作品でした。
 役者達は、みんな監督の仲間たちなんでしょうねぇ。思わぬ所に意外な人が登場したりして、そんなところも楽しめます。
 物語は、よくもと思うほどベタベタの展開(笑)。今時こんなお話がよく企画を通ったと・・・(笑)。でも、だからこそ愛すべき作品になったとも言えるのですが。
 つまり、これは脚本家として実績を上げてきたサタケミキオだからこそ許された、半ば自主制作映画的な、そして、とっても私的な映画なんだろうなと思います。

 いいなぁ、こんな風に「好きに撮ってもいいよ。」といった感じで映画が作れるなんて。

 内容については、頭の先からしっぽの先までびっちりあんこの詰まった鯛焼きのようにサービス満点、決して飽きさせない物語です。でも、それが問題ですね。あまりにも頭の中でいい話を作りすぎたからか、何か最初の30分ほどでみんな分かってしまう・・・。どんでん返しの結末までお見通しといった感じで。
 それでもいいと思うんです。「男はつらいよ」なんて、結末は分かっていながらみんなそこに至る過程を楽しんでいるんだから。でも、それを許せるかどうかなんですよね。それを許せる観客には、結構楽しめる面白い作品になっていました。

 もうひとつの問題は、監督が主役もしてしまったことではないでしょうか。自分の作品ですから、もう思い入れタップリで。どうしても他の役者達とのバランスが崩れているように思えました。もし、(もう少し上手な)他の役者が主役をしていたら、もっと面白くなっていたと思います。誰がピッタリかなぁ・・・。

 でも、高校時代のシーンはとても良かったです。このキャストで、高校時代の物語を一本撮って欲しいなぁと思いました。

 どこか懐かしくて可笑しくて切なくて、安心して観ていられるこんな映画が、私は大好きです。ハリウッド映画好きにはお薦めできませんが、こんな作品をみんなで大切にしていきたいですね。

 クリックをお願いします。
にほんブログ村 映画ブログへ
スポンサーサイト