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青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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 途中までは本当にいい感じの映画だと思ってみていました。ところが彼が出てきた途端に、違う映画になってしまって・・・。そして、彼がいなくなるとまた元のいい感じの映画になりました。これは一体どうしたことなんでしょうか。
 
 役所広司・・・。
 
 いい役者だってことは分かってます。ただ、この映画ではどうなんだろう。あそこであのような形で出てくる必要はあったのかなぁ・・・?

 
 黒沢清映画では無くてはならない役者のようですね。もしかしたら、監督の分身とか・・・。
 
 とにかく、彼が登場するシーンだけが全く違うリズムになってしまい、?????てな感じなってしまうんです。これは意図的なものなのか、それともそうなってしまうのか。ただ、黒沢清映画においての役所広司は特別な存在のようで、とすれば彼が登場する場面にこそこの映画の核心があるのかも・・・なんて考えてしまいます。ならば、この映画はダメですね。面白くない。

 小泉今日子と香川照之は抜群でした。

 物語も、まさに今の時代を見事に切り取っていて、これを制作した時に現在の派遣切り、大リストラ時代を予見していたのかと驚いてしまうほどです。今こそ見るべき映画ですね。また、子どもたちの生き様も興味深く、共感できるものでした。

 それだけに、途中30分ほどの破綻が何とも残念です。

 ”傑作になり損ねた愛すべき映画”として記憶しておくことにいたします。

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