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青空侍のシネマ徒然日記

映画や音楽について、徒然なるままに・・・

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今回はどうやらこの国防長官がキーパーソンでしょうか。それとその娘・・・。ニーナのことがあるからなぁ。ジャックが好きになるとろくなことがないんだが。
前回からアクの強い役どころで、独特の雰囲気を持っていたクロエがいい味出してますねぇ。相変わらず思いこみが強すぎてCTU内では浮いていますが、キャストがガラッと変わった今回、彼女が出てくるとホッとしたりして。(笑)
あの頼りなさそうなジャックの後がまがいきなり・・・。まあ、これが「24」でしょうか。
それにしても、犯行声明の映像があまりにもリアルで、イラク戦争をしていながらこんなドラマを作ってしまうアメリカの狂気に背筋がゾクッとしました。

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ついに見始めてしまいました。Ⅲシーズンがあまりにも面白くてヘビーだったので、Ⅳを見るときは体力気力を万全に整えてと今まで延ばし延ばしになっていました。まぁ、これを見出すと生活がボロボロになってしまうことはこれまでの経験から充分に分かっているのですが(笑)、今しかないかと・・・。

ジャックたちのその後は、どうなっていたかというと・・・、ドラマのHPにブリッジストーリーなるものがあったので紹介しておきます。

【あれから3ヶ月後。ジャックは、トニーの後任であるCTU支部長エリン・ドリスコルの部屋へ呼ばれる。すると開口一番、エリンはジャックを解任すると言う。ジャックが理由を尋ねると、「過去5年の不正行為はすべて必要なものだった。ただし、ヘロイン依存だけは見過ごせない。弱点になる」と言うのだ。
そして1年後。ジャックは職を失ったが、代わりに自分を愛する女性を見つけた。キムとチェイスもバレンシアに家を持ち、キムが子供を見て、チェイスは警備会社で働いている。しかし、ジャックの幸せもつかの間、既に新たなテロが動きだしていたのだ。】

とにかくジャックは帰ってきました。でも、CTUにはトニーもミッシェルもキムもチェイスも居ませんでした。そして、大統領も替わっていました。(残念!)さて、彼らはこの後どのような形でからんでくるのか・・・・。
ジャックの暴走ぶりは相変わらずです。CTUを追い出された身でありながら、いきなり容疑者の尋問をして(それもあんな強引な形で・・・)いいわけがない!でも、ジャックの後任があんなんじゃぁ仕方ないか。(笑)

今回は、アメリカの権威失墜を企てるテロ集団との闘いだとか。これからの展開が楽しみです。

どこかでカロリー・メイトを食べているシーンないかなぁ。(笑)どうもあのコマーシャルのおかげで、何もかもパロディーっぽく見えてしまいます。これからの展開でそれどころではなくなるのでしょうが・・・。そうした期待をしながら、さぁ、2時間目に突入しましょうか!

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待ちに待った「サラリーマンNEO」(NHK総合)が始まりました!
なぜ待っていたかというと・・・!水沢蛍が出ているんです!!
CM以外で彼女を見られる機会がほとんどなくなってしまった今、この番組はとっても貴重です。というか、さすがNHK。イ・ヨンエ主演の「チャングムの誓い」の放映に続く大快挙です。

やっぱりいいなぁ、水沢蛍。ちょっとしたコントをやっても、その魅力は他を圧倒していますね。ずば抜けています!!(笑)

日本のプロデューサーは、なぜ彼女を使わないのでしょう。いや、使い切れないのかなぁ・・・。たった30秒のCM(ファブリーズやクォーク等)に出ても、あれだけの強烈な印象を残す人だから。

さぁ、明日はどれだけ笑わせてくれるのでしょうか。今夜はアドリブの嵐で出演者が楽しそうに演じていました。NHKの番組とは思えない!「サラリーマンNEO」恐るべし!
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ガキ帝国

 「パッチギ!」の井筒監督のメジャー・デビュー作。
 昔からやってたんですねぇ・・・。というか、その後の「岸和田少年愚連隊」も「パッチギ!」も、この作品の焼き直しのように思えます。それは決して悪いことではなく、同じテーマをその時々の時代に合わせながら、自分自身の力量も製作環境も上げていきながら作り続けていくことは尊敬に値すると思います。井筒監督の核心部分を、この「ガキ帝国」で見ることが出来ました。

 リュウ、チャボ、ケン、ジョー、ゼニ・・・。昭和42年の大阪を舞台に、キタとミナミの愚連隊たちが繰り広げる青春群像。面白い。恋も友情も喧嘩もどこか間抜けているけれど、みんな自分の夢があり意地があり背負っているものがある。つまらない人生を必死に突っ張って生きている彼らの姿に共感します。

 島田紳助、松本竜介、趙方豪・・・。いいです、この3人。その他、吉本の芸人がその個性を遺憾なく発揮してこの映画を盛り上げています。大阪ならではのコテコテ映画。荒々しく、ツッコミどころ満載ですが傑作ですね。
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 2004年。フランスでその年の観客動員1位という大ヒットをしたという作品。なぜこんな地味な映画が?見れば、いや聴けば分かります。
 1949年、音楽教師マチューが赴任した寄宿舎の名前は「池の底」。(ひどい名前です。でも、池のそこにはオタマジャクシがいっぱいいて・・・、とは考えすぎでしょうか。)ここで集団生活をしているのは、親をなくした子供や素行に問題がある子供たち。寂しさゆえに荒れる子供たちを、寄宿舎の校長は厳罰主義で縛り付けます。ますます荒んでいく子どもたちに対して、マチューは力ではなく心で接していきます。そして、マチューは合唱団を結成し、歌う喜びを教えていきます。最初は面白半分だった子供たちも、次第に歌うことの素晴らしさや楽しさに目覚めていき、子どもたち本来の純粋さや素直さを取り戻して・・・。 ある日、誰もいないはずの教室から美しい歌声が・・・。

 とにかく、少年たちの美しい歌声を聴くだけでも価値ある作品だと思います。そして、ドラマも面白い。子どもたちとの出会いを通して音楽教師としての誇りを取り戻していくマチューの喜びと、ピエールの母に思いを寄せながら”いい人”にしかなれないマチューの哀しさがしみじみと伝わってきます。ただ、子どもたちの変容をもう少し丁寧に描けば・・・とも思いましたが、まあ、これ以上描いてしまうと展開が重くなりすぎたかもしれないので、これでよかったのかも。

 コーラスっていいですね。子どもの頃、ウィーン少年合唱団を描いた「美しく青きドナウ」(だったと思う)を見た記憶が蘇りました。
 日本でも、たくさんの人、特に同世代の子どもたちやその親、学校の教師たちに、見てほしい映画です。
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 以前、yahooで紹介されていて気になっていた作品です。
 絵がキレイですね。特に空・雲の描写が素晴らしい。空好きの人間にはそれだけで納得の出来です。
 音楽もいいですね。切なくて。ラストの歌もよろしい。
 ストーリーは、日本が南北に分断され、北側の国ユニオンの大地(北海道)に謎の塔がそびえて・・・・。このあたりの設定とか、その後の政治的・軍事的なあれこれは、あまり新鮮さを感じませんでした。どれを取ってもどこかで見たような物語で。もしかしたら、そういうストーリーを重視したアニメではないのかもしれません。
 描かれる街並みや学校、主人公たちの言動がなぜかノスタルジックで、あまり深く考えなければちょっと切ない雰囲気を醸し出していて心地よかったです。でも、何を描きたかったのかは不明。
 ラストは少しあっけなかったですね。それで、これから・・・???

 この監督、インディーズ・アニメ界の期待の星のようですね。宮崎駿と比べられたりして。絵や音楽などの演出面ではそれなりのものを感じました。また見てみたいなと思わせるものがあります。でも、これからメジャーになっていくのであれば、ストーリーが弱いですね。このままでは、一部の熱狂的なファンに支持されるだけの作家になりそうです。

 私は嫌いではありません。「ハウルの動く城」よりもいい感じでした。
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 上映最終日の最終回にようやく見に行くことが出来ました。無理して見に行ってよかった。これは予想をはるかに上回る傑作でした。
 イ・ヨンエが久々に映画に出演するということで製作発表当初から楽しみにしていたのですが、これほどまでに挑戦的な映画になっていたとは・・・。彼女自身がこの映画に賭ける意気込みをいろいろなところで語っており、あらゆる情報が事前に入って来てはいたのですが、私の予想と覚悟を見事に裏切る素晴らしい出来映えにただもう感服しました。これは、イ・ヨンエでなくては作れなかった映画であろうし、同時にイ・ヨンエだけの映画ではなかったことを一番評価したいですね。
 ストーリーや演出などについては「シネマッド・ファミリー」の方でふれたいと思いますが、オープニングの音楽が流れ始めたときから、エンドクレジットが終わるまで、一瞬も画面から目を離すことが出来ませんでした。このようなことはいつ以来か・・・と、思い出せないくらい久しぶりに、全編に緊張感が張りつめた刺激的な作品でした。
 好き嫌いの別れる作品だとは思いますが、イ・ヨンエのことは抜きにして、”映画”を見たければこの映画をどうぞと言いたくなるほど映画的な興奮に満ちた作品であると思います。